2009.11.28 Minka-en 日本民家園

Camera; EOS 5D
GOERZ CELOR F:4.8 SERIES Ib No 1 FOCUS 6 IN. No 180737
C.P. GOERZ BERLIN. DOGMAR 1:4,5 F=10cm 477297
DALLMEYER SPEED ANASTIGMAT F/1.5 F=3" 318147

GoerzのCelorと、その後継機種であるDogmarの構成図を比べてみたのですが、あまり大きな違いはありませんでした。ところが、民家園で実写したところ、かなりの性能差があることが確認できました。Dogmarはテッサーに対抗できるだけの性能をもっています。ショッケがDogmarを開発した1916年(大正5年)当時は、既にテッサーの時代でした。(ただし、第一次世界大戦の最中だったので、ツアイスの出荷記録はあまり残っていません)。Dogmarはきっとテッサーを目標に開発されたのだと推測します。

午前中は快晴だったのですが、お昼頃から曇りだし、民家園に到着した午後2時頃には暗い曇り空になってしまいました。曇り空だと美しい光の滲みは期待できません。そこで、先日思いついたDallmeyer Speedのシャッタースピード固定、絞りだけで露出調整、というのを試してみました。民家園は今が紅葉の盛りです。


GOERZ CELOR F:4.8 SERIES Ib No 1 FOCUS 6 IN. No 180737







F=4.8, Right: Pixel crop
電球や曇り空が画面に入ると、薄い霧がかかったような描写になります。古典的な趣のあるレンズだとも言えますが、4群4枚の弊害が出ているとも言えます。曇り空の夕方の森の中では、F4.8, ISO 1600, 1/60sくらいになり、つらいものがあります。F2ならISO800で1/180sくらいが切れるわけですから、2絞り半の差はかなり大きいです。


C.P. GOERZ BERLIN. DOGMAR 1:4,5 F=10cm 477297








F=4.5, Right: Pixel crop
DogmarはCelorにくらべて明らかににじみが少なくコントラストが高いです。これなら十分テッサーに対抗できると思います。


DALLMEYER SPEED ANASTIGMAT F/1.5 F=3" 318147










F=1.5-8.0, Right: Pixel crop
少し絞ると、Makro Plasmatのような描写をする時があるようです。暗い条件だとF1.5でも収差は目立たず、明るい条件だと絞ってシャープなわけですから、道理にかなっているような気がします。ただし、あくまでも16mm用のレンズですので、35mmフルサイズでは絞っても周辺は甘いです。

最初シャッター速度を1/60sに固定したのですが、1/60sではどうしてもブレるので、途中で1/125sに上げました。しかし、秋の陽は短く、暗い曇り空かつ森の中だと、午後4時くらいで1/60sに戻さざるを得なくなりました。F1.5, ISO1600, 1/60sといったところです。

概念的にはシャッタースピード優先なのですが、当然ながらEOSのTvモードは自動絞りのないレンズに対しては使えません(セーフティーシフトが有効になっていると、結局Avモードと同じようなものです)。使うのはもちろんマニュアルモードMです。Mだと露出計が普通に使えます。