2009.10.18 Enoshima 江の島

Watson vs. Super-Six vs. Gauss-Tachar vs. Apochromat

WATSON BARNET ENGLAND 5in f/1.9 T/2.1 No S 182x
DALLMEYER SUPER-SIX  F=4" F/1.9 57xxxx
Astro-Berlin No55977 C Gauss-Tachar 1:2 100mm
KINOPTIK PARIS APOCHROMAT F:2 FOCALE 100mm No 21529

Watson 1.9/5inを江の島で、Super-Six(英)、Gauss-Tachar(独)、Apochromat(仏)と比較してみました。重い。


Watson vs. Super-Six vs. Gauss-Tachar vs. Apochromat

Test 1


Watson BARNET 1.9/5inch ----- Super-Six 1.9/4in ----- Gauss-Tachar 2/100mm ----- Apochromat 2/100mm
F=1.9 or 2.0, 1/2000s
橋を渡って江ノ島に入ったところ。Apochromat以外の3本は良く似ています。Watsonの前ボケはなかなまとまりが良いです。


Test 2


Watson BARNET 1.9/5inch ----- Super-Six 1.9/4in ----- Gauss-Tachar 2/100mm ----- Apochromat 2/100mm
F=1.9 or 2.0, 1/6000s
やはりApochromat以外は良く似ています。


Test 3


Watson BARNET 1.9/5inch ----- Super-Six 1.9/4in ----- Gauss-Tachar 2/100mm ----- Apochromat 2/100mm
F=4.0, 1/2000s
F=4.0に絞った時の遠景。Super-SixとApochromatは文句無くシャープです。
Watsonは他より少し長焦点のせいか、F=4.0ではまだ少しソフトです。ピンボケかもしれません。シャッター速度は1/2000sなので、ブレてはいないと思うのですが。
Gauss-Tacharはちょっと奇妙な現象が見えます。画面中心はボケていて、その外側の中間帯はシャープで、画面周辺はまたボケています。

これはGauss-Tacharの中間帯の拡大図。シャープです。


これは画面左下。周辺で画質が低下しているようです。

Gauss-Tacharに組み立て上の問題がないか調べてみます。絞り開放では分からなかった問題を、F=4.0で発見できる場合があることが分かったのは大きな収穫でした。


Test 4


Watson BARNET 1.9/5inch ----- Super-Six 1.9/4in ----- Gauss-Tachar 2/100mm ----- Apochromat 2/100mm
F=1.9 or 2.0, 1/6000s
絞り開放だと、やはりApochromatが優秀で、他はたっぷりにじみます。



Watson BARNET 1.9/5inch ----- Super-Six 1.9/4in ----- Gauss-Tachar 2/100mm ----- Apochromat 2/100mm
F=4.0, 1/1500s
WatsonとSuper-Sixはすばらしくシャープです。
Gauss TacharはTest 3と同じで、画面中心の画質はいまいちです。中間帯はシャープ。
Apochromatは多分ピンボケかブレだと思います。F=4.0で画質が低下するのは考えられない。


Test 5


Watson BARNET 1.9/5inch ----- Super-Six 1.9/4in ----- Gauss-Tachar 2/100mm ----- Apochromat 2/100mm
F=1.9 or 2.0, 1/3000s
今度はどういうわけかGauss-Tacharがコントラスト、シャープネスともに優秀です。


Test 6


Watson BARNET 1.9/5inch ----- Super-Six 1.9/4in ----- Gauss-Tachar 2/100mm ----- Apochromat 2/100mm
F=1.9 or 2.0, 1/1500s
一生懸命違いの出る風景を探しているのですが、あまり代わり映えしません。このような構図だと焦点距離の違いが目立ちます。


Test 7


Watson BARNET 1.9/5inch ----- Super-Six 1.9/4in ----- Gauss-Tachar 2/100mm ----- Apochromat 2/100mm
F=1.9 or 2.0, 1/2000s
日が暮れると、ますますレンズによる違いが出なくなります。このテストはほぼ無駄でした。


WATSON BARNET ENGLAND 5in f/1.9 T/2.1 No S 182x

















F=1.9, Right: Pixel crop
Super-Sixに匹敵するすばらしい滲み方をします。F4.0くらいまで絞れば十分シャープになります。


DALLMEYER SUPER-SIX  F=4" F/1.9 57xxxx

F=4.0, Right: Pixel crop

F=1.9, Right: Pixel crop
さすがに評判が高いレンズだけあって、開放の滲みと、絞った時のシャープさを両方楽しめます。多分F=4.0くらいまでの収差特性が抜群に良くて、それより絞りを開けたときにドーンと収差の出る設計なのだと思います。


Astro-Berlin No55977 C Gauss-Tachar 1:2 100mm



F=2.0, RIght: Pixel crop
レンズ比較をしていたら、向こうから派手なタスキをかけた人が練り歩いてきました。”海の女王”と書いてあります。こちらに目線が来ているので、撮ってくれという意味かと思ったのですが、良く見るとただ睨まれているような気もします。


KINOPTIK PARIS APOCHROMAT F:2 FOCALE 100mm No 21529




F=2.0, Right: Pixel crop
アポクロマートは堅実なレンズです。一般には”柔らかい描写をするレンズ”だと言われていますが、私はこの意味を理解していません。今日使った4本の中では、最も堅い描写であることは確かです。そのうち、日本製のレンズと比較してみたいと思います。