2009.10.11 Watson test 鎌倉

Camera: EOS 5D
Watson 5" vs. Super-Six 4" vs. Opic 4.25"

WATSON BARNET ENGLAND 5in f/1.9 T/2.1 No S 182x
DALLMEYER SUPER-SIX  F=4" F/1.9 57xxxx
COOKE ANASTIGMAT LENS No183063 4 1/4 INCH SERIES O f/2 (OPIC)
DALLMEYER SPEED ANASTIGMAT F/1.5 F=3" 371xxx

WATSON 1.9/5inをSuper-Six 4"およびOpic 4.25"と比較しました。何と比較すべきか悩んだのですが、5inch F2クラスのレンズはあまりにも重いので、まずは4inchと比較することにしました。全てイギリス製です。 本日持っていた4本のうち3本はお借りした物です。オーナーに感謝します。


Watson 5" vs. Super-Six 4" vs. Opic 4.25"

Test 1


----- WATSON 1.9/5" ---------- Super-Six 1.9/4" ---------- Opic/4.25" -----

Test 2


----- WATSON 1.9/5" ---------- Super-Six 1.9/4" ---------- Opic 2/4.25" -----

Test 3


----- WATSON 1.9/5" ---------- Super-Six 1.9/4" ---------- Opic 2/4.25" -----

Test 4


----- WATSON 1.9/5" ---------- Super-Six 1.9/4" ---------- Opic 2/4.25" -----

Test 5


----- WATSON 1.9/5" ---------- Super-Six 1.9/4" ---------- Opic 2/4.25" -----

Test 6


----- WATSON 1.9/5" ---------- Super-Six 1.9/4" ---------- Opic 2/4.25" -----

Test 7


----- WATSON 1.9/5" ---------- Super-Six 1.9/4" ---------- Opic 2/4.25" -----
Super-Sixはハロ(光の滲み)が大きく、Opicはハロが小さいです。Watsonはその中間くらい。一方、ピントの芯のシャープさは全くその逆で、Super-Sixが一番シャープで、Opicはあまりシャープではない。

そうか、ということは、Opicはハロをピントの芯に近づけたため、ハロとピントの芯が重なって、ピントの芯がほやけてしまった、ということなのかもしれません。どのレンズもF2.8まで(絞りの半径17mmくらいまで)絞ればシャープになるわけですから、スーパーシックスは半径17mm以内を重点的に最適化し、Opicは半径25mm(つまり開放)まで平均的に最適化した、ということかもしれません。これはトレードオフであり、好みの問題であり、そして昔のレンズの本質的な楽しみかもしれません。

Vade mecumによりますと、このレンズを設計したのはテーラーホブソン社からワトソンに移ったHopkins氏だそうですので、Opicと比べてみたのですが、あまり似ていないですね。どちらかというとスーパーシックスに似ているようです。

今回は重いのでやめたのですが、Opic 5.5inch, Gauss Tachar 4inch, Apochromat 4inchなどとも比較してみたいと思います。


WATSON BARNET ENGLAND 5in f/1.9 T/2.1 No S 182x





F=1.9, Right: Pixel crop
ハイライトのにじみが好きな人にはたまりませんね。


DALLMEYER SPEED ANASTIGMAT F/1.5 F=3" 371xxx








F=1.5, Right: Pixel crop
ハイライトの滲みの派手さでは、こちらが圧勝です。秋の光は思ったより弱く、一番最初の人物が激しく滲んだ写真でもISO100で1/500sくらいですから、昔のカメラでも十分シャッターが切れます。


F=2.8, Right: pixel crop (left side corner)
F2.8に絞っても画面の周辺はボケたままです。Vade mecumによりますと、Dallmeyer Speed Anastigmatは全ての焦点距離が16mm映画用のレンズだったそうです。16mmフィルムの撮影時のアパチャーは10.26 x 7.49mm従ってEOS 5Dの36x24mmの画面の周辺を評価するのは無意味だと思います。


白い線で囲ったところが10.26 x 7.49mmの範囲です。この部分しかフィルムには写りません。

10.26 x 7.49mmの範囲を切り取ると、こうなります。



--- F=1.5 ----------------- F=2.0 ------------------ F=2.8 ---
F1.5ではボケがあまりに大きくて、ボケの形は不明。F2.0に絞るとボケの真ん中に輝点が目立つようになりますが、二線ボケという感じはしません。F2.8に絞ると、二線ボケが目立ちます。私は二線ボケがいやだと思ったことがないのですが、F2.8あたりの絞りを使うことが少ないせいかもしれません。



--- F=1.5 --------- F=2.0 --------- F=2.8 --
F1.5とF2.8では全く別のレンズのようです。映画の回想シーンはF1.5で撮影し、それ以外のシーンはF2.8で撮影すると、観客が混乱しなくていいかもしれません。