2009.9.6 Petzval Lens test 近所

Camera: EOS 5D
ISCO-GÖTTINGEN Germany KIPTAR 1:2,3/130 9131873
HERMAGIS PARIS No 150059 OBJECTIF CINEMA F=100M/M 1:2.9

3年前に買ったときにはどうしても改造できなかったISCOのKIPTARが改造できましたので、テストしてみました。ついでに、同じペッツバール型レンである、Hermagis 2.9/100mmを比較のために持ち出しました。これらのレンズはプロジェクター用であるため、絞りはついておらず、全部開放での撮影です。


ISCO-GÖTTINGEN Germany KIPTAR 1:2,3/130 9131873






F=2.3, Right: Pixel crop
1839年にダゲレオタイプが公開されると、明るいレンズが必要になり、翌1840年オーストリアのペッツバール博士が人物用レンズを開発します。このレンズは大変優れた設計で、戦後になってもプロジェクター用などに大量に使われました。デジタルカメラに取り付けても全く問題なく、独特のあっさりとした色合いの描写が楽しめます。


HERMAGIS PARIS No 150059 OBJECTIF CINEMA F=100M/M 1:2.9








F=2.9, Right: Pixel crop
このレンズもペッツバール型ですが、ソフトレンズのようで、周辺の激しいグルグルが楽しめます。あれ、おかしいなぁ。確か前回のテストでは、非常にシャープだったはず。分解してみると、一番後ろのレンズが逆向きになっていました。組み立て時に間違えていたようです。一番後ろのレンズを逆向きにすると、各種の収差が盛大に出ますので、ソフトレンズに変身します。バックフォーカスも変わり、無限遠が出なくなるので、普通はすぐに分かるのですが、今回は誤って無限遠の出るヘリコイドに入れてしまったため、気づくのが遅れました。





F=2.9, Right: Pixel crop
後玉の向きを直すと、見事にシャープになりました。

アゲハチョウが夏の終わりに飛び回る理由がやっと分かりました。アゲハチョウの幼虫はミカンなど柑橘系の樹木の若葉を食べて育ちます。うちの玄関のところに、柚子とレモンの小さな苗木を植えたのですが、4月と8月末に二回若葉が出ます。越冬できる成虫の数が少ないせいか、4月の若葉にはあまり幼虫がつかず食害を受けないのですが、8月末の若葉は必ず幼虫に食い尽くされます。親がどんどん卵を産みつけに来ているようです。まあ柚子の木が枯れるわけではなく、9月にもう一度若葉を出しますので、殺虫剤はまかないでおきます。